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ミャンマー 「コメ輸出大国復活」へ政府計画

ミャンマー 「コメ輸出大国復活」へ政府計画

ミャンマー 「コメ輸出大国復活」へ政府計画

ミャンマー政府はコメ輸出量を2014-2015年までに250万トン、2019-2020年までに480万トンまで押し上げる計画を明かした。

商務省貿易振興部のToe Aung Myint氏は経済・金融情報サービス会社「ブルームバーグ」のインタビューに対し、成長計画立案の理由を「中国を先頭に興る世界的なコメ需要増加」を挙げる。

「中国からの需要の増加傾向など、世界的に見てもコメ市場は伸びしろがある。ミャンマーにとってもチャンスは大きい。需要に応える輸出を実現できるだけの生産拡大の余地、資源はミャンマーにはあるのだから。」

ミャンマーでは労働人口の70%以上が農業に従事しており、2011年の国内総生産(GDP)のうち13%がコメ産業。

社会主義への移行期であった1961年から1963年まで、ミャンマー経済は「アジアの食糧庫」と称されるほどの隆盛を誇った。コメ輸出量は世界一で、1年あたり約170万トン。その後、輸出量は1997年までに1万5,000トンまでに急落したものの、昨年は69万トンを輸出し、世界9位まで再び順位を上げてきた。(米国農務省(USDA)統計)

しかし、近隣諸国にはまだ大きく水をあけており、タイとベトナムのコメ輸出量はそれぞれ700万トン、720万トンとなっている。

加えて、世界銀行の「インフラ構築に関する論理的研究」2012年の結果ではタイが38位、ベトナムは53位、カンボジア101位に対し、ミャンマーは129位に沈んでいる。商品営業部で管理者を任されているKiattisak Kanlayasirivat氏は「ミャンマーでは現在、2万トンのコメを積載する際には8日かかり、タイ、ベトナムと比べ実に2倍の時間を要している。」と述べ、コメ輸出に必要なインフラ面での遅れは隠せない。

成長計画に関連した報告書では「ミャンマーには、確かに中長期的に見れば『コメ輸出大国』になる可能性はある。土壌、水、労働力の制約を受けない国の1つで、地理的にも中国やインドが近く戦略的プラン立てやすい。」とされており、大きな可能性が伺える。

ミャンマーがその需要に対しどのくらいのスピードで適合していけるかが今後は大きな課題となりそうだ。

 

記事番号:2013121202
【2013年12月12日(ヤンゴン)記者:Kyaw Min】

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