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ヤンゴンの不動産賃料上昇、労働者・学生たちの苦悩は続く

賃料上昇、苦悩するヤンゴンの労働者・学生

賃料上昇、苦悩するヤンゴンの労働者・学生

ヤンゴン市内では、国中から上京する労働者や学生が利用する手軽な価格の住居の確保が困難になっている。国の商業機能がヤンゴンに集中しており、不動産の賃料が高騰しているためだ。

ヤンゴンはミャンマー中から労働者が集まるため、人員の供給過多により就業しづらく、十分な収入を得がたい環境にある。同様に学生も高水準の教育を求めているが、供給が追い付いていない。教育の水準にしても、ヤンゴン以外は及第点以下だ。

しかしながら、2011年に始まった構造改革の成果で流入人口は増加傾向にある。現在では不動産賃料の高騰もあり、安価なアパートや宿舎を見つけることが困難になってしまった。

「私の給料は月70,000チャット(7,000円)です。2011年、賃料は15,000チャットから20,000チャットへ値上げされ、昨年には25,000チャットになりました。30,000チャットになるのも時間の問題でしょう」と、カマユー区に住むMa Eaint Chitさんは語る。 「もし共同宿舎の賃料が給与の半分に達するのであれば、家族を支えることも困難になります。むしろ、家族に助けてもらえるようお願いしなければならないかもしれません」と彼女は付け加えた。

賃借人はアパートや共同宿舎など不動産を最低でも6か月、最大1年分を前払いで借り上げなければならないことになっている。その上、1か月分の賃料を不動産仲介業者に払う必要がある。「新たに賃貸契約を締結する際、ほぼ例外なく賃料は値上げされる」と、借り手は不満をもらした。

1990年より前のヤンゴンでは、借り手は双方で事前に合意した敷金を払うだけで良かった。不動産賃料も毎月後払いだ。しかし、新しい支払方式では6か月もしくは1年分を前払いで払うことが当たり前になっている。

ヤンゴンのアパートや共同宿舎の不動産賃料は、この2年半で大きく値上げされた。それはミャンマー国内の主要都市も同様だ。こうした流れは近い将来、経済的な困窮者を増加させるのではないかと識者たちは懸念している。

記事番号:2013122630
【2013年12月26日(ヤンゴン)記者:Phyu Thit Lwin】

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