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ミャンマー・中国の関係を重要視、アウンサンスーチー氏が発言

アウンサンスーチー氏、中国との関係を注視

アウンサンスーチー氏は選挙勝利後にNLDが政権に就いた際には、中国との関係に対して「特別な配慮」を行うことを公約に掲げており、関係を改善するために外国投資は世論の支持が必要になると述べた。

中国の国営通信会社である新華社通信とのインタビューのなかで、NLDを率いるアウンサンスーチー氏は「ミャンマーには敵はいないものの、他国と比較して近隣諸国との関係は不安定で、慎重に扱われるべきだ」と述べた。

Aung San Suu Kyi

11月8日に行われた総選挙後はじめての議会に出席するために首都ネピドーの下院にて、ミャンマーの国民民主連盟(NLD)中央執行委員会議長のアウンサンスーチー氏。

ミャンマーは1962年から2011年にかけて軍事政権が政権を握っており発展が遅れた。この間、制裁措置によりほとんどの欧米企業や金融機関が同国との関係を遠ざけられ、中国は20年間にわたりミャンマーの頼みの綱であった。

しかしビジネスにおける競争が激化し、中国企業がかつて享受した緊密な結びつきをもつ旧軍事政権の人々をNLDが一掃するのではないかとの懸念から、今や中国政府にとって利害関係ははるかにハードルが高いものとなってしまっている。

「遠く離れた国よりも、近隣諸国との関係のさじ加減はいつでも難しいものです。関係が円滑、効果的かつ透明性のあるものであるよう、特別な配慮をします」と、アウンサンスーチー氏は言う。

ミャンマー国内の和平プロセスにおける中国の関与に関しては、未だ不信感がくすぶっている。ミャンマー国境の紛争の緊張は高まっており、中国にも広がり民間人が死亡した事例もある。ミャンマーのテイン・セイン大統領は火曜日、中国近くの反体制の根強いコーカン地域の戒厳令を解除し、平和が取り戻されたと宣言した。

政府と、中国が支援するビルマ共産党から誕生した反政府軍であるミャンマー民族民主同盟軍の間で争いが勃発したことから、2月から軍による統治がおこなわれていた。アウンサンスーチー氏はミャンマーの外交政策はバランスが重要であるとして、中国とミャンマーは友好的な関係を築くことができると述べた。

「遠くの国とも近くの国とも友好関係を維持したいと考えています」と氏は述べる。「両者が望むのであれば友好関係を築かない理由はありません」

米国がミャンマーへの関心を高め、日本やアジアの企業がビジネスの契約を取ろうと競争が激化する中で、中国はミャンマーへの影響力を維持することが今後難しくなる可能性がある。多くの欧米企業が四半世紀ぶりの11月8日の総選挙後、改革が実行されることが明白になった後にミャンマーにオフィスを設けるなど進出することが予測されている。

またミャンマーに対する投資が歴史的に評判が良くないことも中国にとって景況を複雑にしている要因だ。軍事政権の将官らとの汚職、土地の争奪や怪しい取引き、天然資源の略奪など
があるのではないかとの見方を助長している。

中国の名前を具体的には述べなかったものの、アウンサンスーチー氏はミャンマーに投資を行うとする投資家は国民の信頼を得ることと、政府はミャンマーの利益になるビジネスを歓迎し、
透明性を保つことが重要だと語った。(ロイター)

元記事:Suu Kyi Says China Ties Deserve Close Attention
【2015年11月25日 記者:Aung Hla Tun & Martin Petty】

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