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ミャンマーの景気は3つの理由から減速、2016年は回復見通し

国内総生産、2015-16年度は減速;2016度は回復の見通し 世界銀行

世界銀行が発行するミャンマー経済観察レポート(Myanmar Economic Monitor)によれば、ミャンマーの経済成長率は過去2年間の8.5%と比較して2015-16年度は7%に減速した。

Sule pagoda yangon

(写真)ミャンマー・ヤンゴン中心街のスーレ・パゴダを臨む

ミャンマー総選挙・大洪水・物価下落が景気減速の3要因

報告書では大洪水、選挙年における投資の減速、物価下落がミャンマーの成長を妨げ、貿易収支の赤字が為替相場に悪影響を与えた要因としている。

「ミャンマーの経済成長は2015年の1年間緩やかでしたが、ミャンマーの人々にとっては変化と開発が力強く進んでいることには変わりありません。政府が構造改革やマクロ経済の安定性に引き続き重点的に取り組めば前向きな成長が見込めるでしょう」と世界銀行ミャンマー支局長のAbdoulaye Seckは述べる。

世界銀行は2016-17年度7.8%経済成長を見込む

報告書は国内総生産(GDP)の成長率は、サービス業への投資、インフラ投資、農産物価格の正常化に支えられ2016-17年度にかけて7.8%に達すると予測する。

「歳入管理や行政改革がミャンマーのマクロ経済に安定をもたらし、政府の公共サービスを拡大することにつながるでしょう」と世界銀行東南アジア・太平洋地域マクロ財政営業担当部長Mathew Verghis氏は述べた。

ミャンマーの経済成長は外国投資と製造業に依存、4つの解決すべき課題も

「ミャンマーの経済成長は主に2点に依存しています。一つは外国投資、もう1点は製造業の成長です」と、Seck氏はミャンマービジネストゥデイに対して語った。「我々の研究・調査の結果でも、ミャンマーの成長に欠かせない課題は下記の4つです」と述べ下記を挙げた。

  • 資本不足
  • 電気インフラ
  • 土地紛争
  • 熟練労働者不足

マクロ経済政策を改善すれば、ミャンマーは物価下落や政府赤字や公債削減による財政赤字等の課題に対して、より強固な基盤を築くことができる。

アジア開発銀行は2016-17年度にかけて8.4%の成長を予測

製造や加工業界は引き続きミャンマー国内で期待できる分野とされている。世界銀行の報告によれば中長期的に安定し、成長を牽引する分野になるだろうと述べる。

商務大臣のThan Myint氏はより強力な経済成長を継続するため、在任期間中に輸出高を3倍にすることを公約とした。

世界銀行の予測と類似しているアジア開発銀行(ADB)が発表したAsian Development Outlook 2016では、ミャンマーの経済成長率は2016-17年度にかけて8.4%の伸びを見せ、アセアン諸国の間で最も高い成長率を示すだろうと予測している。

元記事:GDP Growth Slowed in FY2015-16; To Pick Up This Fiscal: World Bank
【2014年6月4日 記者:Jason M Murphy & Zayar Nyein】

<参考リンク>

アジア開発銀行 ミャンマー
世界銀行 ミャンマー

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