banner-recommend-ikema banner-recommend-tokushige banner-recommend-murakami

ミャンマー農村部で水不足、教師が学校の水道費を建て替えも

NGO・政府らミャンマー国内農村部の水不足に取り組む

水不足が深刻なヤンゴン北郊のHmawbi郡区

Hmawbi郡区Ye Zu村の水不足に対応するため、教師らは受け取っている報酬の一部を学校の水不足に対応するために利用し、教師の給与に影響を及ぼしている。

ミャンマー国内ではいくつかの州や地方域でエルニーニョ現象の影響による水不足がみられている。不慮の事態により500人以上の学生が直面する水不足の問題に対応しようと、教師らは水を購入するために資金を出し合っている。

Water shortage Hmawbi

「Gyo Phyu ダムの水がここでは利用できます。以前は浄水器を通して使用し、飲料水として利用できました。しかし今では水は泥質堆積物が一緒に出るようになり、飲用には適さなくなりました。学生の保護者らが学校に水を寄付してくれることもあります。普段は私たちの給与のいくらかを学校への水の寄付に使用しなければなりません」と校長の Daw Ohmar Thein氏は言う。

教師らが給与から水道費を一部拠出、保護者らは水を寄付

500名の小学生より上の子供たちに水を提供するため、月あたりの給水に関わる支出は幼稚園から6年生までで約2万チャット(約1,800円)必要だ。今後も、住民はより安定的な給水方法を見出すか、個人的な提供者や寄贈者団体に給水を頼らざるを得ない。

「私たちの村にとって水不足が最も深刻な問題です。農園や畜産農家から水を入手していますが量は限られています。村の井戸は2月に枯渇し、援助を提供してくれる方に水不足問題を解決してもらうよう依頼しました」50年間この村に住む住人、Daw Myint氏は言う。

地方自治体が水不足に対処するも、現実は危険な井戸水を利用

モビ群区では195の村、39の村道、4つの区が水不足や表土乾燥に苦しんでいる。水不足問題は群区開発委員会( Township Development Committee :TDC)、総務部(General Administration Department :GAD)、地方開発局(Rural Development Department :RDP)が協力して取り組んでいると、モビ群区総務部副部長Chit Maung氏は言う。

「私たちの群区ではほとんどの場合、9-10フィートほどの深さの手で掘られた井戸からの水を利用しています。水は新鮮なものではないため危険です」と氏は付け加えた。

コカコーラ・ミャンマーやNGOがユニセフの衛生プログラムを推進

水不足に対応するため、安全な飲用水や基本的な衛生インフラを実現するためのユニセフが推進する浄水へのアクセス・衛生の(WASH)プログラムが、コカコーラ・ミャンマーとマイクロファイナンスNGOのPACTにより実施されている。

「発展途上国では新鮮な水を利用する機会が少なく、貧困の打開と経済発展を成し遂げる障壁の一つとなっています。コカ・コーラ財団と共同で展開したWASHプログラム等は、ミャンマーの人々に対し衛生の重要性に関するツールを提供し教育を行うための大変大事なものです。ミャンマーの人々が新鮮な水や衛生が家族や健康に対してどのような影響があるかを学び・理解すると、地域住民自らがインフラを維持しようと指導的な役割をとるようになるのです」とPACT理事の Erica Tubbs Baadzhi氏は言う。

プログラムを通して年間を通して1万2千人以上、3,000世帯近くに新鮮な水が届けられる。

ミャンマー社会福祉・救済再復興省も水不足解消に対処

またPACTやコカ・コーラのみならず、政府組織も含む他のNGOやINGO、社会組織、地域密着型の組織、慈善団体らもミャンマー国内で新鮮な水を届ける活動を支援している。

ミャンマー社会福祉・救済再復興省によれば、4月17日から5月9日の間にすでに49万8,004ガロンの水が水不足の地域に届けられている。水を届ける活動のほか、ミャンマー社会福祉・救済再復興省では新たな貯水施設や古い井戸・湖の採掘、浄水器や堀り抜き井戸の導入に着手している。

元記事:NGOs, Gov’t Try to Tackle Water Shortage in Rural Areas
【2016年6月4日 記者:Moh Moh Kyi 】

<参考リンク>

ミャンマーで現地生産を開始 – 日本コカ・コーラ
NGO団体 PACT

<NGO関連の社会ニュースも合わせてどうぞ!>

ヤンゴン新都市(Yangon Myo Thit)計画に国内三社が入札
【特別コラム】ミャンマーの熱帯雨林を守れ。プランテーション開発停止を求める声
【特別コラム】9歳児が働く。ミャンマーの児童労働問題

ミャンマービジネストゥデイ・TOP
ミャンマー不動産とインフラ整備・TOP

ホームに戻る