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米国によるミャンマー制裁措置が緩和へ

アウンサンスーチー、オバマ大統領の制裁措置緩和の公約を受け投資を呼びかけ

ミャンマーの指導者であるアウンサンスーチー氏は、2016年9月15日に米国企業へ対し、ミャンマーの民主主義への転換を促す手段としてミャンマーに対する投資を行うよう促した。米オバマ大統領が長年に渡る制裁措置を緩和するとの公約を発表した翌日のことだ。

アウンサンスーチー氏は、「外国投資で経済発展は加速される。5,000万人以上の人口を抱えながら貧困にあえぐミャンマーにとって、民主主義は生活を改善し変化をもたらすために必要なものだ」と訪問先のワシントンで述べた。

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(写真)米ワシントンのルーズヴェルト高校訪問時の討論会にて、学生らに語りかける国家顧問アウンサンスーチー氏

 

「経済的成功をもたらすことが、軍部を含めミャンマー全国民に対して、民主主義を進めることがミャンマーにとって最善の方法であることを示す方法の一つなのです」と、アウンサン氏は米・アセアンビジネス協議会主催の夕食会でビジネス関係者、外交官、政府当局者らに対して述べた。

「政治の転換を成功させるためには国民の経済に対する期待を満足させなければならないのです」と氏は付け加える。

1997年の米国によるミャンマー制裁措置が緩和へ

制裁措置は1997年ミャンマーの前身であるビルマ時代に導入された。何十年にもおよぶ軍事独裁政権が制裁措置反対派を抑え込み、人権を軽視していた時に行われたのだ。

アウンサンスーチー氏率いる国民民主連盟は、過去25年間ではじめて自由な国民投票が行われた2015年11月の総選挙において圧倒的な勝利を収めた。

しかし、ノーベル平和賞を授与されたアウンサンスーチー氏は経済ビジネス面での改革が行われず、包括的な経済政策を推し進めることが出来ていないとして民間部門から批判を受けていた。オバマ大統領は9月14日に残されたミャンマーにおける制裁措置を解除すると述べた。

制裁解除でミャンマーに対する米国企業の進出が加速

アメリカによる経済制裁が解除されれば、以前は禁止されていた米国企業が、ミャンマーで最も有望な実業家を含む企業や個人とのビジネスが行えるようになる。

「今はまだ制裁措置を緩和すべきでないと考える人もおり、ある意味では政治的なリスクと同規模の経済的リスクを伴うと言えるでしょう。しかし今こそ国民が自分自身を信じ、友好国と手を携えて前進すべきだと考えています」と、アウンサンスーチー氏は今回の決定に対する意見を述べた。

ミャンマー軍事政権とつながりがあるとされるコングロマリットAsia Worldは、オバマ大統領の制裁解除の公約に対して歓迎の意を表した。「AWC (Asia World Company) は、制裁措置が解除でさらにミャンマーの経済成長と海外投資を拡大できるを期待しています」と同社は電子メールで回答を寄せた。(ロイター通信社)

元記事:Suu Kyi Calls for Investment After Obama Pledges Sanctions Relief
【2016年9月20日 記者: Timothy Mclaughlin】

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