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ヤンゴンで水不足懸念、日本は約900億円をミャンマー政府貸付へ

日本、水処理工場建設に向け8億6,700万米ドルをミャンマー政府貸付へ

2024年までに人口の多いヤンゴン都市部に水を供給しているGyophyu貯水池の水を浄化する水処理工場を2つ建設するため、日本政府が地方政府当局に対して数億米ドル規模の融資を提供することが明らかとなった。

ヤンゴン市開発委員会(YCDC)によれば、水処理工場は地下水の必要性を削減することを目的として建設される。

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(写真)ヤンゴン郊外ダラの湖で水を運ぶ子供ダラに住む人々は毎年乾季の4月と5月水不足の問題に直面している。

ヤンゴンの水使用量は、5年前比で約25%増加

ヤンゴンの人口が増加するにつれ水の利用量も増えている。ヤンゴンでは2011年の1億6,000万ガロンと比較して、現在は一日あたり2億500万ガロンの水を使用している。

水は堀抜きの井戸、もしくはThardu 湖、Ngamoeyeik、Gyobyu、Hlawgaの各貯水池から引かれている。

ヤンゴン市教育委員会水衛生局副報道官のMyo Thein氏は、地下水の利用過多により井戸が枯渇し、近隣の海から飲用に不向きな海水が入り込む可能性があると警鐘を鳴らす。「地下水を多く利用することで新鮮な真水が不足し、海水が入ることになるのです」と氏は述べた。

JICAがヤンゴンのダム整備に融資・技術供与

ヤンゴン都市圏上水整備事業の総事業費は8億6,700万米ドルにのぼり、第一段階では2億3,900万米ドル、第二段階で6億2,800万米ドルかかると見込まれている。

日本政府の海外援助事業を担うJICA(国際協力機構)が融資とともに技術供与も行う。はじめはヤンゴンのHleguにあるLagwan Pyinダムで着工し、次に市北西部にあたるKokkowa川に建設が行われる予定。現在ヤンゴンの水処理工場はNyaung Napinの1箇所のみだ。

水はヤンゴン市内の人口の6割にしか行き渡っていない

ヤンゴンの2億500万ガロンの水は市内の人口の6割にしか行き渡っていない。Kyeemyindaing、Dala、Seikgyi Kanaungtoの各町ではしばしば厳しい水不足に直面している。

ヤンゴン市教育委員会のMyo Thein氏は、ヤンゴンの町が拡大するにつれさらに差し迫った状況になるだろうと予測する。「ヤンゴンで必要とされる水の量は1日5億2,500万ガロンに達すると予測しています」と氏は話す。教育委員会では水や土壌の質の検査を行っていると語った。配管、揚水設備、貯水機器は2019年に完成の見込みだ。

「プロジェクトは2024年までに完成し、2025年から地下水の利用を減らす予定です」とMyo Thein氏は言う。始めの段階ではヤンゴンの東部地域に、次の段階でラインタヤを含む西部地域に水が供給される予定。当初はLagwan Pyin DamダムとKokkowa川からの水が浄化されたのち、廃水の浄水が開始される見込みだ。

元記事:Japan to Lend $867m to Yangon for Water Treatment Plants
【2016年11月2日 記者:Ei Thandar Tun】

<関連リンク>

JICAのミャンマーにおける取り組み (公式)

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