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アウンサンスーチー氏、ヤンゴンの都市巨大化計画に修正求める

ヤンゴンの巨大都市計画に対してアウンサンスーチー氏、修正を求める

国際協力機構(JICA)はミャンマー最高国家顧問アウンサンスーチー氏の要求に基づき、2040年のヤンゴン市プロジェクトの計画改定を行うこと予定だと、JICAミャンマー事務所所長中澤慶一郎氏が明らかにした。

アウンサンスーチー氏は2016年11月に日本を訪問した際、増え続けるヤンゴンの交通渋滞の解消を目指し、2015年にヤンゴン地域政府に対して提出された都市開発計画にさらに修正を加えることを求めた。

(写真)2016年11月に東京で行われた会合を前に儀仗兵を見守る、安倍首相に付き添われるアウンサンスーチー氏。

「ヤンゴンの交通渋滞を含め、様々な面で状況が変化しています。2016年中頃に計画の改正に着手しましたが、最新版の準備が整い次第地方議会に再度提出される予定です」と中澤氏は明らかにした。

ヤンゴンの巨大都市化計画は74億米ドル規模

74億米ドルもの予算におよぶ巨大なプロジェクトにはヤンゴン市内の複数個所での新しい橋の建設計画、配水システム、ヤンゴン市周辺の7つの衛星都市の建設を含む主要なインフラ開発が含まれている。

国民民主連盟が過去に正式に発表した通り、人々のニーズに見合っている事業計画のみ進められる予定で、プロジェクトを再提出するタイミングで、ヤンゴン地方政府は公共輸送機関やインフラ開発政策に対して改善を行うことが可能だ。

日本は既に76億米ドルの融資をミャンマーに実行

しかし援助や開発融資を通してミャンマーに流入する巨額の金に対し、国会議員らの疑問の声は止まったわけではない。2016年11月に行われたアウンサンスーチー氏の訪日と同時に、日本はミャンマーに対して76億米ドルの融資を行った。

これに対して国民民主連盟の議員の一部からは、より幅広く実益を行き渡らせることのできる病院や教育などのプロジェクトにお金を使うことができるのかとの疑問の声もあがっている。

「一体、誰がこの融資を返済するのでしょうか。政府が全国民の利益となる教育に投資するために融資を実行することは妥当です。しかし、商業的プロジェクトに対して、融資の返済を国民に求めていくのであれば、すべての人がメリットを享受出来るわけではなく不公平です」とミンガラドン出身の国民民主連盟の議員であるAung Hlaing Win氏は述べた。

ヤンゴンの人口は2040年までに1,000万人を超えるとの予測

ヤンゴンはすでに人口の増加や車の保有率の高まりに対する重圧を受けている。人口は2040年までに1千万人を超えることが予測されており、開発計画では主要な環状道路を通して7つの副都心を設けることで集中を分散させ、老朽化するインフラを緩和することを目的としている。

ヤンゴン地域政府によれば、地域政府は韓国国際協力団(KOICA)やJICA、フランスや英国の国際組織と協力して水上タクシーを導入することで交通渋滞の問題に対応しようとしている。

都市開発計画の他、JICAはミャンマーの遠隔地におけるインフラ、電気へのアクセス、道路網、新鮮な水へのアクセスの開発費用の資金を準備している。

元記事:Suu Kyi Requests Revisions to Yangon City Mega-Project
【2016年12月13日 記者: Phyo Thu】

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