日本の基金が洪水・地滑り被害のミャンマー・チン州の復興に貢献

チン州、アジア開発銀行・貧困削減日本基金からの援助を受ける

ミャンマー北東部、バングラデシュとの国境に位置するチン州

アジア開発銀行(ADB)は貧困削減日本基金(JFPR)からの1千万米ドルの助成金を承認した。助成金は130人の命を奪い、160万人以上の人々の住む場所を奪った015年の洪水や地滑りによる被害を出したチン州の地域を回復させるための支援に使用される。

助成金は道路を改修するために使用されるだけではなく、過去に多くの村が孤立したことを受け、将来の天災では持ちこたえられるよう改良が図られる見通しだ。

Chin state flood land slide

(写真)チン州は2015年に洪水や地滑りの大きな被害を受けた

今回の財政的支援は25の村の電力系統の回復、44の村の改良給水設備の導入、また失われた農地の開拓支援に利用される。

自然災害からの復旧作業も地方域、町、村の各レベルで話し合い・導入が行われ、今後はよりよい準備を整えることができるよう後押しする予定だ。助成金はチン州地元経済に対する後押しとなるよう、地元の労働者の雇用支援にも利用される。

貧困削減日本基金(JFPR)がチン州の復興に貢献

「2015年6月と7月の発生した壊滅的な洪水や地滑りはチン州で破壊的な痕跡を残しました。広範囲にわたる道路の破壊、長期的な停電と断水が発生したため多くのコミュニティが孤立しました」とアジア開発銀行ミャンマー駐在事務所のWinfried Wicklein氏は述べる。

「被害を受けた地域は日本の支援により、生活に欠かすことのできない資産を元の状態に戻し、また将来想定される天災における復興力を強化することができるでしょう」

計画は危機的状況下でもよりよいコミュニケーションを促すことができるよう、意図的に単純でコミュニティの要望に柔軟に対応することができるよう考案された。今回の復興計画は3年間にわたり行われ、2019年4月に完了予定となっている。

元記事:Chin State to Receive Aid from ADB, Japan
【2016年5月2日 記者:Jason M Murphy & Tin Mg Oo 】

<参考リンク>

「貧困削減日本基金」とは? (財務省)
ADBと日本がチン州地域社会の生活復旧を支援 (アジア開発銀行)

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