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ミャンマーのホテル事情

【ヤンゴン・ルポ】様々な面で感じる、ミャンマーの観光地への変化

ミャンマーは今まさに『旅行しやすい国』に変貌している

こんにちは、2年半ほど、アジアで放浪生活を続けているくみです。(ブログ:http://jp.kumi-log.com)2016年5〜6月にミャンマーを訪問した時に感じた事を『ヤンゴン・ルポ』として寄稿させて頂いています。

目次

  • 1 『ミャンマーに早く行かないと、ホテル代が高騰して大変だ』
  • 2 思ったよりも安く、高騰状態にはなかった宿泊代
  • 3 バガンに西洋人向けの洗練されたホステルができていた
  • 4 ミャンマーが観光に向けますます開かれていく事を実感

『ミャンマーに早く行かないと、ホテル代が高騰して大変だ』

こんな事を言われた経験はないでしょうか。

ヤンゴンの発展に伴いホテル代がどんどん高騰しているから、ミャンマーには今のうちに、出来る限り早く行った方がいい。2014〜2015年にかけて、私は何度か異なる人からそんな風に言われた記憶があります。

残念ながらそれまでのミャンマーを私は実際に知らないのですが、今回訪れるまで、私の中に『ミャンマーは宿代が高く、どんどん値上がりしている』という先入観がすっかりできていました。

思ったよりも安く、高騰状態にはなかった宿泊代

ところが、今回ヤンゴンを訪れたところ、事前に聞いていたような状況では全くなく、肩透かしをくらいました。
確かに他の東南アジアの都市と比べると、比較対象によってはやや高いと思う事もなくはないですが、取り立ててヤンゴンは高い!と言いたくなるような値段ではありません。

ヤンゴンのホステル

今回ヤンゴンで泊まったホステル。シングルルーム25USドル、ドミトリー13USドル程度。

どうも、2014〜2015年にかけて高騰した宿泊相場が、2015年後半ほどから?、以前のように落ち着いてきたという事のようです。原因の考察まではできていないのですが、これがヤンゴンの外国人観光客の増加に寄与するであろう事は間違いありません。

実際に来るまでは『両替はUSドル新札のみ、SIMは高額で入手が大変、宿代は高騰中』と、どこを切っても手軽な旅行先としては聞こえなかったのですが、来てみればATMもあるしチャット入手はそんなに困らず、トラベラーズSIMもモバイルデータプランもあり、宿代も普通の東南アジア並みと、ミャンマーは今まさに『旅行しやすい国』に変貌しているのだな、という印象を受けました。

バガンに西洋人向けの洗練されたホステルができていた

さて、この時はヤンゴンだけではなく、世界三大仏教遺跡のひとつと称されパゴダの点在する神秘的な光景で有名な、マンダレー地方にある都市・バガンも訪れました。

バガンの風景

前半はリーズナブルと聞いていたニャウンウーの町、後半は少し高めと聞いていたニューバガンに泊まりました。
(余談ですが、6月という特に祝日のない時期にも関わらず、バガンでは何人もの日本人観光客を見かけました。バガンの人気の高まりを感じました)

ニャウンウーでは普通の値段相応と思える宿に泊まりましたが、ニューバガンに来て驚きました。とても洗練された、欧米人の集まるホステルがありました。このような雰囲気のホステルがバガンにあるとは。ニャウンウーの様子からは全く想像していませんでした。

ミャンマーっぽいか?と言われたら私の答えはNoですが、ゲストの参加できる様々な日替わりイベントや居心地の良い広めの共有スペースなどが設けられた、魅力的な宿泊施設です。

高めのホテルに滞在する層といわゆる安宿に宿泊する層との間の、節約して旅行はしつつバックパッカーよりも経済力を持つ外国人観光客(近年ではフラッシュパッカーと呼ぶそうです)を、国外からバガンに充分呼ぶ事ができるだろうな、と思いました。私が滞在していた間は、雨季にも関わらず多くのゲストで賑わっていました。

バガンの西洋人向けホステル

ツイン/ダブル45USドル、ドミトリー18〜22USドル。レストラン・バーが併設されています。

このホステルは2015年の2月にオープンしたそうで、元々はイタリア・ミラノのホステルグループなのだそうです。このようなレベルの宿泊施設ができる事で、この地域のホテルのレベルがますますあがっていくのではないかと思えるクオリティでした。

ミャンマーが観光に向けますます開かれていく事を実感

初めての訪問なのでミャンマーのたどってきた流れをまだ把握できていないところがありますが、今回見た範囲では宿にしても前回取り上げたSIMにしても、ミャンマーは外国人向けの観光地としてかなり魅力的に整ってきているのだなという事を強く感じました。

ヤンゴン〜バガン間の長距離バスも他の東南アジアに比べ非常にサービスとコストパフォーマンスが高く、満足の行くものでした。

旅行者として不満があったところといえば、電気・水道・道路状況・インターネットなどの生活インフラですが、言い方を変えれば、あとはインフラが向上すれば外国人向けの観光地として大変化けるのではないでしょうか。

観光客が多くなればそれに伴う変化や起こる問題も出てきますので、その時ミャンマーがどのように変わっていくかというのは懸念としてあるとは思いますが、大きな変化のうねりにいるのだろうというその事だけは、初めて訪れた私でも肌でびりびりと感じる事のできたミャンマー訪問でした。

___________________

※はじめてヤンゴンに行く場合、パゴダ(寺院)巡りなどが定番。現地オプションツアーを提供するVELTRA では、日本語ウェブサイトから現地を案内する日本語ガイドや車の貸切り手配が可能です。日本語で事前予約も可能でき、はじめてヤンゴンを訪れる場合は現地理解を深めるためにもオススメです。

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ヤンゴンのホテル稼働率は約4割程度、宿泊料金も引き下げ傾向に

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ヤンゴンのホテル稼働率は約4割程度、宿泊料金も引き下げ傾向に

ヤンゴンのホテルは供給過多 多様性は不足

不動産会社であるColliers Internationalは2016年第1四半期のヤンゴンのホテルに関する報告書を発表し、ヤンゴンのホテルの供給量の増加が市場に対してどのような影響を与えるかについて報告を行った。

高級ホテルの料金は2016年も引き続き下落すると見られる。ホテル供給が増加し、ヤンゴンホテル市場の競争が激化しているためだ。過去2年間でヤンゴンにおけるホテルの数は倍近くに増加し、2016年第2四半期における稼働率は42%に下落した。

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(写真)スペインを拠点とするメリアヤンゴンホテルの建物

2016年にメリアホテルがオープンを迎えたことで客室がさらに477室増加。2016年末までに市場にさらなる圧力が高まるとColliersは予測する。デーウーアマラ・ホテル、センターポイントグランデ・ホテル、シェラトンヤンゴン・ホテル、ウィンダム・ホテル、パンパシフィック・ホテルの各ホテルも近い将来オープンを迎える予定だ。

ヤンゴンのホテル稼働率は約4割程度、宿泊料金も引き下げ傾向に

稼働率低下と競争激化にともない、各ホテルの1泊の宿泊料金も引き下げ傾向にある。2014年以来、稼働率は平均で対前年比119米ドル、22%下落している。中流ホテルの平均客室単価(ADR)は平均で70米ドルで推移しているが、約30%引き下げられている。

高級ホテル間の競争は激化しているものの、ヤンゴン市内の中規模ホテルが不足しているために市場需要に応えることができている。Colliersの報告によれば、既存ホテルもインフラやサービスに関して大規模な修繕が必要とされているという。

高級ホテルは優勢を占めるものの、スタッフのホスピタリティ教育が十分に行き届か無い状態で、高級なアメニティやパッケージツアーを提供し続けるならば、将来ゲストに選ばれるホテルとはならない可能性がある。

元記事:Hotel Supply in Yangon is Abundant, but Not Diverse
【2016年9月19日 記者: Jason M Murphy】

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ミャンマーが開発遅れる地方で観光推進、指定地域では民泊も可能に

ミャンマー政府が地方の観光地に対する取り組みを推進

ミャンマーのホテル観光省は生活水準と所得の改善を目的として、最も開発が遅れているミャンマー国内6つの地域に対して地域が主体となり行うCBT(Community-Based Tourism)を取り入れ推進している。

対象となる6つの地域はカチン州のインドウギーイー湖、カレン州のタウンジー、マグウェ地方域のマイエイング、カヤー州のロイコー、マンダレーのエーヤワディ・イルカ保護センター、Myeik Archipelago地域である。

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(写真)カチン州のインドウギーイー湖

 

ホテル観光省大臣のTint Twin氏は「観光客は地元のコミュニティと触れ合うこともできますし、エーヤワディ川沿いの自然の景色も楽しんでいただくことができます。マンダレーでも新しい旅の目的地と言えるでしょう」と述べる。

ミャンマー国内でも指定された観光地では民泊が可能に

ミャンマー国内の他の地域では観光客向けのホームステイは認められていないものの、対象となる地域には観光客向けのホテルや民宿が無く、認められていると大臣言う。

「ミャンマー政府は地域が主体となり行うコミュニティー・ツーリズムを、最も開発が遅れた地域において促進しようとしているため、観光客に対するホームステイを許可している」と、氏は述べた。

「ホームステイには制約が設けられますが、許可はしています。国内で広くホームステイが認められるには内務省、宗務省、州や地方域の各政府組織やコミュニティからの意見をまとめなくてはなりません」とTint Twin氏は言う。

既存の法律のもとでは観光客向けのホームステイは認められていないが、現在国会で審議中の観光に関する法案では認められる方向だ。

元記事:Officials Push for Tourism in Remote Areas
【2016年8月27日 記者: Zin Thu Tun 】

<関連リンク>

ヤンゴンのコンドミニアムに民泊。ミャンマー不動産のクオリティが思った以上に高くて驚いた。 (グロビジ!)

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ミャンマーのホテルの業績悪化、11%減

ホテルのデータ評価を行うSTR Globalは、ミャンマーでは2016年1月に11%以上減とホテルの業績が悪化したと述べた。同社は1月度のアジア太平洋地域におけるホテルの分析の一部として、ミャンマーのホテルの稼働傾向を明らかにした。

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ミャンマーホテル業界への海外直接投資は3年で倍増、観光客数も16年に1,000万人突破見込み

ホテル急増、増加する観光客に対応

ヤンゴンのKabar Aye Pagoda通りに建つMelia International Hotel。観光客の増加がメリアのような海外ホテルチェーンの投資をミャンマーへ呼び込んでいる。

ミャンマーホテル経営者協会(Myanmar Hoteliers Association)の関係筋によれば、増加の一途をたどる観光客に対して適切な宿泊施設を提供できるよう、ミャンマー国内のホテルは急成長を遂げている。

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ミャンマー投資委員会 200億ドル規模のホテル・観光産業投資に許可

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ミャンマー観光省からの発表により、ミャンマー投資委員会(MIC = The Myanmar Investment Commission)が、外国投資20億ドル規模のホテル建設や観光プロジェクトを許可したことが明らかとなった。

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米・シカゴ拠点のプリファード・ホテル・グループが、ヤンゴンおよびマンダレーでセドナ・ホテルを手掛けるケッペル・ランド・ホスピタリティ・マネジメント社と提携しミャンマーに進出する。

同グループはベトナムや昆明(中国)、ビンタン島(インドネシア)でも同様の契約を締結し、アジア拠点を108に増やす。 もっと読む

首都ネピドーのホテル、2015年へ準備完了

ネピドーのホテルは予約など受入れ準備は完了

ASEAN観光フォーラム(ATF)がミャンマーの首都ネピドーへ2015年に移転予定だが、その域内および域外からのリーダーや参加者の受入準備は十分過ぎるほど整ったと、ミャンマー観光協会の最高責任者であるTin Aung Lynn氏は語る。

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